局地無線搬送端局装置 JMRC-C60


〈第2混成団本部中隊/通信小隊(現第14通信中隊・善通寺駐屯地) 050925.善通寺〉

諸元・性能
全長 約2,700mm
奥行き 約2,200mm
全高 約2,100mm
重量 約1,600kg
構成 送信部、受信部、制御部、電源部等からなる
製作 日本電気
備考 79式無線搬送装置2号の後継機で、方面通信群および師団通信大隊等に装備し、方面隊、師団等の骨幹回線を構成する。1994年度に装備化された師団通信システム構成品である。シェルタを高機動車に積載して運用する。
本装置は有線構成が不可能な距離を、電波により情報伝達する装置であり、主として音声・画像等の多重信号の一括伝送を行なう事ができる。また、連接装置を使用する事により、駐屯地内の内線を野外に展開する事ができる。装置は1台につき3名で運用する。端局間の通達距離は約30kmだが、間に中継装置JMRC-R60を置く事で約60kmの通達距離を実現できる。また、電子交換装置JMTC-T121-Bに加入させる事で、一般の電話回線のように番号ひとつでどの電話とも通話が可能になる。


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右側面
〈050925.善通寺〉
右前
〈060521.善通寺〉
右前
〈090426.善通寺〉
空中線
〈060521.善通寺〉
内部
〈060521.善通寺〉