87式 対戦車誘導弾


〈第13旅団/第8普通科連隊/第3中隊(米子駐屯地)  050917.日本原〉

諸元・性能(誘導弾)
愛称 タンクバスター
略称 MMAT
全長 約1m
胴体直径 約0.11m
重量 約12kg
有効射程 約2,000m
誘導方式 セミアクティブ・レーザー・ホーミング
製作 川崎重工 三菱自動車工業
備考 普通科部隊に装備する第3世代の国産対戦車ミサイルで、64式対戦車誘導弾の後継として1979年から開発が始まり、1987年に制式化された。64式に比べて小型軽量であり、隊員による携行および肩撃ち射撃もできる。国産では初めてレーザー誘導方式を採用しており、ワイヤーで有線誘導する必要がなくなったためミサイルのスピード高速化が実現された。ミサイル発射機とレーザー照射機を自由に隔離でき(200m内)、発射地点へ敵の反撃を受けた場合の、隊員の安全性が計られている。ミサイル発射機は二脚が付いており単体でも使用できるが、専用の三脚架に搭載して発射する事もできる。この三脚架にも発射ボタンが付いており、それにより隊員は姿勢を低くしたままミサイルの発射が可能である。またこの三脚架にはレーザー照射機、暗視装置もまとめて搭載する事ができる。
公募によって「タンクバスター」という愛称がついているが、通称である「中MAT」の方が普通に部隊になじんでいると思われる。



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発射機・右前
〈021013.伊丹〉
発射機・左前
〈020929.善通寺〉
発射機・右側面
〈021013.伊丹〉
発射機・右側面
〈091108.海田市〉
発射機・右側面
〈050917.日本原〉
発射機+照準器
〈041016.日本原〉
発射機+暗視装置左側面
〈061112.海田市〉
発射機・照準器分割
〈040905.米子〉
発射機・照準器分割
〈061029.日本原〉
発射機三脚架無し
〈070527.善通寺〉
トリガー
〈081102.海田市〉
トリガー
〈090426.善通寺〉
発射筒運搬状態
〈021020.日本原〉
照準眼鏡
〈021013.伊丹〉
照準眼鏡
〈070527.善通寺〉
発射基収納箱・レーザー照射機収納箱
〈081116.福知山〉
車載状態
〈030907.米子〉
レーザー照射機正面
〈021013.伊丹〉
レーザー照射機左前
〈061029.日本原〉
レーザー照射機
〈090426.善通寺〉
レーザー照射機左後ろ
〈041016.日本原〉
暗視装置左後ろ
〈031026.海田市〉
暗視装置左前
〈031026.海田市〉
レーザー照射機+暗視装置左前
(060423.松山)
レーザー照射機+暗視装置左後ろ
(060423.松山)