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〈用途廃止展示車輌 071111.姫路〉 |
全長 | 5.80m |
全幅 | 2.80m |
全高 | 2.70m |
全備重量 | 16.5t |
最高速度 | 50km/h |
乗員 | 3人 |
武装 | 130mmロケット弾30連装発射機×1、12.7mm重機関銃×1 |
最大射程 | 14,500m |
製作 | 小松製作所(車体) 日産自動車(ロケット弾発射機) |
備考 | 一般の火砲では同時制圧が困難な広域目標に、大量のロケット弾を同時集中的に投射する火器で、1975年に制式化され野戦特科部隊に装備した。略称はMSSR(Multiple-Surface
to Surface-Rocket)と言う。 73式装甲車の車体をベースにロケット弾発射機(30連装)と照準用の装置を搭載している。この照準装置は方位検知器や傾斜検知器、コンピュータ、照準支持装置等からなり、これを使用する事で野砲のように観測射や修正射を行なう事なく、目標に対して初手から効力射を撃ち込む事ができる。ロケット弾は連射、単発が可能で全弾発射には12秒を要する。乗車人員は車長、操縦手、発射機操作手(照準手)の3名である。 生産は66両で終了し、富士教導団特科教導隊や第7特科連隊を除く北部方面隊各師団の特科連隊、第1特科団や第3特科群に配備されたが、部隊再編やMLRSの配備により現在は全て退役している。 併用器材として75式自走地上風測定装置という車両が75式130mm自走多連装ロケット弾発射機4台に対して1台付随する。 |