67式30型ロケット弾発射機


〈用途廃止展示装備  050717.富士〉

諸元・性能
全長 約4.5m
直径 約307mm
重量 約573kg
発射機 2連装
有効射程 25,000m以上
備考 67式30型ロケット弾発射機は、陸上自衛隊の装備する最大のロケット兵器だった。発射機は「67式」であるが、使用するロケット弾は「68式」である。
発射機は日産自動車製の4t大型トラックの後部に2連装のランチャーを搭載したものだが、ロケット弾は反動が少ないため、このようなある意味簡易な発射機でも事足りたようである。ロケット弾の直径は307mm、有効射程は25km以上にもおよび、発射後の最装填は装填機によりすみやかに行なわれる。
1967年に制式化、48輛が生産され、北海道の第1特科団/第125、126ロケット大隊に配備された。開発当初に要求された充分な射程と急襲的大火力、高い機動性は満足すべきものであったが、1992年までに全て退役している。


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右後ろ
〈050717.富士〉