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〈発射装置 071028.朝霞〉 |
全長 | 約4,900mm |
直径 | 約320mm |
重量 | 約570kg |
構成 | 対空戦闘指揮装置、幹線無線伝送装置、幹線無線中継装置、射撃統制装置、射撃用レーダー装置、発射装置、運搬装填装置 |
開発 | 防衛省技術研究本部 |
製作 | 三菱電機 |
備考 | 地対空誘導弾・改良ホークの後継として開発された純国産の低空目標用地対空誘導弾。もともとホークの採用国である米・独・伊などが後継の防空システムを開発するにあたり、日本も参加を求められたが、武器輸出三原則などの国内事情からこれを断り、日本独自の新防空システムとして開発されたものである。 位置付けとしては航空自衛隊のペトリオットと陸上自衛隊の81式短距離地対空誘導弾の中間を埋めるもので、師団や重要地域の防空のため、方面高射特科部隊に配備される。 先進の誘導技術採用によって巡行ミサイル等への対処が可能となったほか、垂直発射方式、アクティブ・フェーズドアレイレーダー方式の採用により全周交戦性、同時多目標対処能力が向上、また高いECCM能力も付与されている。誘導弾本体は運搬コンテナと発射筒を兼ねたキャニスターに納められ、運搬車1輛に6発の搭載が可能である。重装輪回収車と共通のコンポーネントを持つ専用の8輪大型車輌による自走式とする事で、高い機動性を有している。 略称は「SAM-4」、通称では「中SAM」と呼ばれる。 |
発射装置左前 (071028.朝霞) |
発射装置左後ろ (071028.朝霞) |
発射装置トレーラ前照灯 (071028.朝霞) |
捜索兼射撃用レーダ装置、空中線部(奥)/信号処理部(手前) (071028.朝霞) |
射撃統制装置(手前)/幹線無線中継装置(奥) (071028.朝霞) |
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