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〈第8高射特科群/第331高射中隊(青野原駐屯地) 021013.伊丹〉 |
全長 | 約5,000mm |
直径 | 約350mm |
重量 | 約600kg |
誘導方式 | セミアクティブ・レーダー・ホーミング方式 |
推進 | 固体燃料 |
製作 | 三菱電機、東芝、米国レイセオン社(技術提携先) |
備考 | 中空域に進入した目標を撃墜するための地対空ミサイル。1954年に開発された米陸軍のMIM-23ホークをベースに改良が続けられ、高射特科群において改善2型、および3型が運用されている。パルス捕捉レーダー、CW捕捉レーダー、高出力イルミネーターレーダー、測距レーダー(改善1,2)、情報調達中枢(改善1,2)、中隊統制中枢(改善1,2)、中隊指揮装置(改善3)、発射機、接続箱、発電機、ローダー、パレット、トレーラーなどで構成される。 国内では実弾発射訓練ができないため、隊員はわざわざアメリカへ渡って実弾訓練する。 運搬の際は運搬車に乗せて大型トラックで牽引し、展開時にはこれを運搬ローダーで発射機へ積み換える。 2003年度からはホークの後継として国産の03式中距離地対空誘導弾(中SAM)の取得が開始されている。 〈お寄せいただいた情報〉 米軍の使用しているホークと一番大きく異なる点は、改善III型に「ラッシュモード」という機能があることである。これは、多数目標を同時に撃破できるという機能であるが、実際にこの「ラッシュモード」を使用して射撃を行ったことはこれまで一度もなく、試験射撃も予算の都合上やってないらしい。 |