AGM-114 ヘルファイアII 対戦車ミサイル


〈訓練弾 090830.総火演〉

諸元・性能(AGM-114L)
全長 176cm
重量 49kg
弾頭 9kg タンデム配列HEAT
射程 9km
備考 AGM-114ヘルファイアは米国がBGM-71 TOWミサイルの後継として開発した空対地ミサイルで、主に戦車や装甲車輌を攻撃するのに使用される。1971年から開発がスタートし、初期のAGM-114Aは1985年から実戦配備された。TOWのように有線で誘導する必要がないため飛翔速度が速く、発射から着弾までの所要時間がTOWに比べ短縮されている。
陸上自衛隊にはAH-64Dアパッチ・ロングボウと共に導入され、セミアクティブレーザー誘導方式のAGM-114Kおよびアクティブレーダー誘導方式のAGM-114Lを採用したとされる。AGM-114Lは特に「ロングボウ・ヘルファイア」と呼称され、ミリ波レーダー誘導に対応したもので、完全な「ファイア・アンド・フォゲット(撃ちっぱなし)能力を備えている。AGM-114Kもセミアクティブレーザー誘導方式であるため、母機からの発射後は別の機体や地上から誘導制御をすることが可能であり、母機は発射後ただちに離脱することができる。


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