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〈第13旅団/第8普通科連隊(米子駐屯地) 030907.米子〉 |
口径 | 84mm |
全長 | 1,130mm |
重量 | 16.1kg |
給弾方式 | 手動/単発 |
発射速度 | 約4〜5発/分 |
有効射程 | 700m(HEAT弾) 1,000m(HE弾) |
弾丸質量 | 対戦車榴弾:3.2kg(全備) 榴弾:3.1kg(全備) |
製作 | 豊和工業 |
備考 | スウェーデンFFV社が開発した肩撃ち式の携行式無反動砲で、「カール・グスタフ」の名前で知られる(「カール・グスタフ」はスウェーデン国王の名前)。陸上自衛隊では「カール・グスタフM2」を1979年から輸入し、1984年からは豊和工業がライセンス生産している。普通科1個班に1門が装備されており、主として近距離の戦車、装甲戦闘車を射撃する。またコンクリート製の堅固な目標、人員目標、煙覆および照明のための射撃に用いるなど多用途性があり、榴弾、対戦車榴弾、発煙弾、照明弾などを発射できる優れものである。 主要部は砲身部、砲尾部、および脚から成り、砲身部は砲身・薬室、撃発装置および照準装置(照星・照門)から成る。分解結合にマイナスドライバーかコインがあれば事足りるという。特性上、後方爆風があるので、射撃時には危険地域には立ち入らないように注意が必要である。 2004年2月、復興支援活動のためイラク南部のサマワに派遣された陸上自衛隊が、対テロ対策として現地に持ち込んだ重火器のひとつとして報道されている。略称は「84RR」。 |