|
〈第2混成団/第15普通科連隊(善通寺駐屯地) 020929.善通寺〉 |
愛称 | パンツァーファウスト III もしくは LAM(Light Antiarmor Munition) |
全長 | 1,200mm |
直径 | 110mm |
重量 | 約13kg |
弾頭重量 | 3.8kg |
有効射程 | 500m(固定目標) |
飛翔速度 | 250m/秒 |
製作 | IHIエアロスペース富岡 |
備考 | 主として普通科部隊に装備する、使い捨て式の携行対戦車ロケット弾。ドイツが開発した「パンツァーファウスト3」をIHIエアロスペースがライセンス生産している。陸上自衛隊では「Light
weight Anti tank Munition」の略称である「LAM(ラム)」が通称のようだ。 発射装置(照準器)、弾頭、発射筒の3点で構成されており、このうち発射装置は持ち帰るよう指導されているものの、万が一実戦になった際には「そんなこと言ってられないので捨てて帰る(だろう)」とは隊員の弁である。発射装置はフォアグリップ、グリップ、ストックが折り畳めるようになっている(下記サムネイル参照)。 発射時には「カウンター・マス」と呼ばれる細かいプラスチック片(もしくは金属片)を筒尾から放出することで、後方への爆風を減少させる構造になっている。弾頭の先には「プローブ」と呼ばれる伸縮式の信管が付いており、これを伸ばすか収納するかで「対戦車」か「対建造物」を選ぶようになっている。発射された弾頭は安定翼が展開し、ロケットモーターに点火して加速しながら目標に向かって飛翔する。 |
左側面 〈020929.善通寺〉 |
照準器・発射装置 〈051113.三軒屋〉 |
照準器・発射装置 折畳み状態 〈051113.三軒屋〉 |
照準器 〈020908.米子〉 |
発射筒注意書き 〈020908.米子〉 |
|||
擬製弾弾頭 〈020519.千僧〉 |
擬製弾弾頭 〈061008.三軒屋〉 |
擬製弾弾頭 〈050925.善通寺〉 |
発射筒 〈050925.善通寺〉 |