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〈試作車 030118.陸上自衛隊広報センター〉 |
乗員 | 3人 |
全長 | 11.8m |
全幅 | 2.8m(陸上姿勢)、4.0m(水上姿勢) |
全高 | 3.5m |
全備重量 | 16,000kg(空車) |
最高速度 | 50km/h(陸上車輪走行)、11km/h(6kt、水中プロペラ推進) |
最大出力 | 239kW/2,800rpm |
製作 | 日立造船 |
備考 | 海岸の水際地雷原を構成するために使用する車輌で、海岸線に着上陸侵攻を阻止するための地雷を敷設する装置。外見からもわかるように、水陸両用車である。 地上を走行し、そのまま海に進入して海岸線と平行に走りながら、浅海に対舟艇用の地雷(機雷に近い)を敷設していく。水上では車体後部についたスクリューで航行する。舵はなく、方向転換の際はスクリューの向きそのものが変わる。この車輌は自動車としての登録の他に船としての「船舶登録」も受けており、車体には船籍ナンバーが書かれているほか、水上での行動の際には小型船舶免許が必要になる。運転席には羅針盤が設置されているほか、錨や救命具なども装備している。 ちなみに「水際」は“みずぎわ”ではなく“すいさい”と読む。2005年度で調達は終了している。 ここに掲載している写真は陸上自衛隊広報センターに展示されている試作車で、実車とは細部が異なる。 |