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〈第2高射群/第5高射隊(芦屋基地) 030720.防府北〉 |
全長 | 約5m |
直径 | 約0.4m |
重量 | 約1t |
射程 | 百数十km |
速度 | 数マッハ |
燃料 | 固体1段 |
誘導方式 | プリプログラム+指令+TVM |
製作 | 三菱重工(ライセンス生産) |
備考 | 湾岸戦争時にイラクのスカッドミサイルを迎撃して名を馳せた地対空誘導弾。日本でもナイキの後継として1989年度から導入され、三菱重工においてライセンス生産された。レーダー装置、射撃管制装置、発射機、アンテナマスト・グループおよびミサイルで構成され、発射機には誘導弾を収めたキャニスターを最大4基搭載できる。多機能フェーズド・アレイ・レーダーおよびTVM誘導方式(ミサイルを経由して目標情報を入手し、地上で誘導計算を行ないミサイルを誘導する方法)の採用、並びにコンピューターの大幅な活用による各種機能の自動化、迅速化、高精度化を図っており、強ECM環境下、超低高度から高高度に至る複数目標に対して同時対処可能であり、かつ高い撃墜能力を有している。 2003年度からは早期警戒管制機E-767との連接機能の付加とミサイルの誘導性能の強化に関する改善が逐次実施されている。米国では陸軍が運用しているが、日本では航空自衛隊が運用する。一般的に日本語表記される時は「パトリオット」と呼ばれるが、自衛隊では「ペトリオット」と呼称している。 2006年度末からミサイル防衛(MD)の主要装備として、弾道ミサイルの迎撃能力を持つと言われる新型のペトリオット、PAC3が日本でも配備開始となった。 |