地対空誘導弾 ナイキJ


〈用途廃止展示装備  051203.浜松広報館〉

諸元・性能(誘導弾本体)
全長 約12.5m
直径 0.8m
重量 約4,500kg
誘導方式 セミアクティブ・レーダーホーミング
速度 約マッハ3
射程距離 約130km
製作 三菱重工(ライセンス生産)
備考 1953年から米国ウエスタン・エレクトリック・カンパニーなどで開発された高高度迎撃用地対空ミサイル「ナイキ・ハーキュリーズ」。航空自衛隊では1970年から導入を開始、三菱重工でライセンス生産して「ナイキJ」と称し、1994年まで運用した。固体ロケット2段式で、1段目のブースターは1世代前の「ナイキ・アジャックス」のブースターが4本束ねられている。誘導はレーダー指令方式で弾頭には510kgの高性能炸薬かW-3 10/20ノット核弾頭が搭載可能だったが、もちろん自衛隊の保有するナイキJは高性能炸薬専用となっている。
1969年から13年に渡って自衛隊の合憲性が争われた「長沼ナイキ訴訟」の発端となった誘導弾としても知られている。


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右前
〈031109.築城〉
右後ろ
〈031109.築城〉
左前
〈041128.築城〉