T-34 練習機


〈用途廃止展示機 #61-0402  050918.小松〉

諸元・性能
乗員 2人
全長 7.9m
全幅 10.0m
全高 2.9m
全備重量 1,310kg
最大速度 304km/h
航続距離 1,380km
エンジン コンチネンタル0-470-13  出力:225hp
製作 輸入:ビーチクラフト社  ライセンス生産:富士重工
備考 T-34Aはビーチクラフト社が初等練習機B45として開発し、1948年12月に初飛行、1952年に米空・海軍に正式採用された。日本では保安隊時代に発注されたビーチクラフト社製の20機のうち、最初のロットが1954年7月に輸入された。以後は富士重工がライセンス生産し124機が航空自衛隊に導入されたほか、海上自衛隊陸上自衛隊でも使用された。
米国での名称は「メンター」だが、航空自衛隊での愛称は「はつかぜ」と名付けられている。
富士重工は東南アジアにも輸出し、フィリピンとインドネシアに計37機が輸出された。T-34は225馬力のコンチネンタル0-470空冷水平対向6気筒エンジンを搭載し、良好な視界のキャノピーに加え、前輪式を採用した事により初等練習機としては優れた操縦性の機体になった。後に富士重工はT-34Aの発展型としてKM-2を経てT-3を開発し、航空自衛隊において長く練習機として運用された。また、海上自衛隊ではKM-2の発展型であるT-5が使用されている。


サムネイルをクリックすると大きい写真が見れます。(新規ウインドウで開きます)