UH-60J 救難ヘリコプター


〈航空救難団/小松救難隊(小松基地)#58-4581  050918.小松〉

諸元・性能
乗員 5人
全長 15.65m(ローター含19.76m)
全幅 5.43m(ローター含16.36m)
全高 5.13m
ローター直径 16.36m
全備重量 約10.0t
エンジン 2基 名称:T700IHI-401C 連続最大推力:1,662SHP/基 形式:ターボシャフト・エンジン
最大速度 約265km/h(約143kt)
巡航速度 約235km/h(約127kt)
航続距離 約1,295km
実用上昇限度 約4,000m
製作 機体:三菱重工 エンジン:石川島播磨重工
備考 V-107A救難ヘリの後継機として配備されている救難ヘリ。米国シコルスキー社製の救難専用ヘリHH-60A(ナイトホーク)の航空自衛隊向けの改造型である。近年は作戦機の性能が向上して行動範囲が拡大しているため、救難機にも航続距離、捜索時間増加による夜間や悪天候下にも能力を発揮できる全天候性が要求されている。UH-60Jは赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載しているほか、航続距離が長いのでV-107Aに比べより救難可能区域が広がって、ほぼ防空識別圏内をカバーでき、速度アップで遭難者を生存可能時間内に救助できる区域も広がっている。
当初、機体のカラーリングは従来の救難機と同様に黄と白のツートンカラーだったが、コンバットレスキューを想定して機体を濃いブルーの迷彩に塗装し、ミサイル警報装置など所要の改修を施した洋上迷彩タイプが納入されるようになり、既存の黄白タイプの機体も洋上迷彩に塗り替えられた(下記画像参照)。2006年度調達の588号機以降は空中給油機能が付加され、機体右前方下部に空中受油装置が取り付けられた。
また、2011年には後継機種選定が行われたが、UH-60Jの能力向上型が採用された。593号機以降はこの能力向上型で、UH-60J(ジェイツー)と呼称される。
本機はワールドフォトプレス社刊の「COMBAT」誌に連載されていた漫画「レスキューエンジェル(単行本タイトル「レスキューウイングス・ゼロ」)」で主役を張る機体でもある。
2006年には小松救難隊を舞台としたTVアニメ「よみがえる空〜RESCUE WINGS〜」が放送され、下記サムネイル上段左端の52号機も「ヘリオス52」というコールサインで登場した。


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旧塗装
左前
〈030914.小松〉
右前
〈020922.小松〉
右前
〈051009.小牧〉
右前
〈041128.築城〉
右前下
〈051009.小牧〉
右側面
〈030914.小松〉
右後ろ
〈020505.岩国〉
左前下
〈051009.小牧〉
下面
〈051009.小牧〉
前輪
〈020922.小松〉
ドップラーレーダー
/赤外線監視装置
〈020721.防府北〉

洋上迷彩塗装
正面
〈091129.築城〉
左前
〈031207.新田原〉
左側面
〈050918.小松〉
左後ろ
〈051112.土佐清水〉
右側面
〈050918.小松〉
右側面
〈091129.築城〉
下面
〈031207.新田原〉
下面
〈091129.築城〉
正面
〈090524.美保〉
ドップラーレーダー
/赤外線監視装置
〈090531.防府北〉
ミサイル警報装置
〈050918.小松〉
引込み式ライト
〈051112.土佐清水〉
左主脚
〈090531.防府北〉
左航法灯
〈090531.防府北〉
左増槽
〈090531.防府北〉
メインローターシャフト
〈091129.築城〉
尾輪
〈090531.防府北〉