H-21 救難ヘリコプター


〈用途廃止展示機 #02-4756  051203.浜松広報館〉

諸元・性能
乗員 2+22人
全長 186.04m
全幅 2.45m
全高 4.70m
全備重量 6,500kg
最大速度 185km/h
航続距離 580km
エンジン R-1820-103  出力:1425ehp
備考 H-21(V-44)は1945年、バイアセッキ社が開発したタンデムローター・ヘリPV-3の発展型で、ブーメラン型の機体形状が特徴的である。機体後部に搭載されたライトR-1820-103空冷星形9気筒エンジンがシャフトを通じて前後のローターを回し、その結果キャビンに大きなスペースを確保した。陸上自衛隊では2機だけしか採用されなかったが、航空自衛隊ではこのH-21を1960年から10機導入した。航空自衛隊のH-21はサーチライトや機外に増加燃料タンクを付け、航続距離を延ばす事もできた。救難任務のほか、レーダーサイトへの連絡輸送任務にも使用されたが、相次ぐ事故や整備性の悪さにより1968年には退役している。自衛隊での愛称は「ほうおう」。


サムネイルをクリックすると大きい写真が見れます。(新規ウインドウで開きます)

左前
(041003.浜松広報館)
右前
(041003.浜松広報館)
左側面
(051203.浜松広報館)
前脚
(051203.浜松広報館)
後脚
(041003.浜松)
増槽
(051203.浜松広報館)