第14旅団/第14偵察隊 [善通寺駐屯地]


〈87式偵察警戒車の砲塔に描かれた部隊マーク  060423.松山〉


第14偵察隊は、四国の守りとして2006年に第2混成団から増強改編された第14旅団の創設とともに、第2混成団本部中隊/偵察小隊を前身に新設された部隊である。部隊マークの由来は定かではないが、足が3本あるカラスが描かれている事から、日本神話に登場する「八咫烏(ヤタガラス)」をモチーフにしたものと思われる。「raven」も「ワタリガラス」を意味する単語である。八咫烏は神武天皇の東征の際、高天原より遣わされ、熊野から大和までの道案内をしたとされる。先遣部隊として偵察活動を行ない、後続の戦闘部隊を案内する役目である偵察部隊として、うってつけのモチーフと言えるだろう。