December.'10

2010年12月分の日記です。下に行くほど古くなってます。



■10.12.19 Sun  国営備北丘陵公園ウインターイルミネーション

いよいよ年の瀬も押し迫ってきた感じですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私も日々忙しく過ごしておりますが、その合間をぬって先日12月11日(土)、嫁さんと二人で、広島県は庄原市にある「国営備北丘陵公園」にて催されている、「ウインターイルミネーション2010」を見に行ってきました。この季節になると日本全国で、個人宅から街ぐるみのものまで様々なイルミネーションを目にするようになりますが、今回訪れた国営備北丘陵公園でも毎年この時期に大規模なイルミネーションを展開しており、私たちも今年ようやく足を運ぶ事ができました。
国営備北丘陵公園の公式HPはこちら↓
http://www.bihoku-park.go.jp/

さて当日の15:00時頃に岡山市を出発し、岡山道から中国自動車道を経て庄原市へ。中国山地沿いという地域柄、高速道路上に設置されている温度標示が5℃とか3℃とか、暖かい瀬戸内地方に住んでいる私たちにはちと厳しい感じの数字を表示していたり、道路脇には先日の雪が溶けきらないまま残っていたり、これはもう少し厚着をしてきた方が良かったのでは…と一抹の不安を覚えつつ、17:30頃に国営備北丘陵公園に到着。入口付近で入場する車の渋滞に並び、入場料大人二人+駐車料金で¥1,000を支払って、係員の誘導に従って第2駐車場へ車を停めました。
事前に下調べをまったくしないでここまで来たのですが、この国営備北丘陵公園、中国自動車道を跨いで東西に約1.6km、南北に約2.6kmに渡って広がっており、開園している部分だけでも222ヘクタールという実に広大なものでした。車を停めた第2駐車場から、イルミネーションのメイン会場である「中入口会場」まではなんと1.2kmも歩かなければならないそうです。そして不安が的中して、車の外に出ると素晴らしく寒い! ダウンジャケットがあんまり役に立たない! 風もちょっとあって、体感温度をさらに下げているようです。出発前、嫁さんに「パッチ(ももひき)とか買って履いていった方が良いんじゃないのー?」と言われていたのですが、「そんなジジくさいもん履けるかー( ̄□ ̄」と拒否った俺のバカ!と心の中で自分を呪いつつ、会場に向かって歩を進めました。

さて、ようやくの思いでメイン会場へ辿り着くと、そこは実に見事な幻想の世界でした。50万球の電飾が織り成す色とりどりのイルミネーションがまことに圧巻です。巨大なツリーや森の木々いっぱいに煌めく光、130mの光のトンネルなど、失礼ながらこんな山間の町に、こんなに大規模なイルミネーションが存在するとは思いませんでした。これほど見応えがあるとわかっていたら、カメラもコンデジではなくて一眼デジに三脚を付けて持ってきたのに…今さら悔やんでも仕方がありませんが。
会場では屋台が並び、奥の「さとやま屋敷」ではぜんざいが振る舞われたり、ステージではゴスペルコンサートが開かれたりと、お祭りとしても盛り上がっていて、まっすぐに歩けないほどたくさんのお客さんで賑わっていました。また、会場のあちらこちらには焚き火があり、寒空のもとで暖がとれるように心配りがなされていたのにも感心しました。

小高い丘の木々に電飾を施した「光ル森」。森全体が黄金色に輝いて実に美しい光景でした。左下の赤いのは「ハートのイルミネーション」。記念撮影の人気スポットであるらしく、たくさんの人が撮影待ちで並んでいました。
中入口会場にそびえたつ「スターライトツリー」。

ところどころにこのような焚き火があり、暖をとれるようになっています。寒い季節に、実に暖かい心配り。でもあんまり近づくと火の粉が飛んできますが…。

木々にはこのような感じで電飾が施されています。

会場内でもひときわ色鮮やかなのが、この「光の街並」。

会場から奥へ入っていくと、「銀河鉄道の軌跡」と題されたイルミネーションがあります。青いのは線路のようですね。銀河鉄道の電車のイルミネーションもあったのですが、写真を撮りそこねました…。

長さ130mにわたる「光のトンネル」。たくさんの人が歩いていました。

「光ル森」の中にある小さな滝もライトアップされて、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

「光ル森」からの眺め。
しばらく会場内を巡って幻想的な風景を堪能したあと、次にもうひとつの会場である北入口会場へ行ってみようと思ったのですが、さすが広大な公園、北入口会場はここ中入口会場から2kmも歩かなければならないらしい!( ̄□ ̄;; 実は両方の会場を結ぶロードトレインなる乗り物が約50分おきに運行されていたのですが、このときはそんな事にはまったく気付かず。いやー、リサーチ不足って怖いですねぇ。(^^; もうさんざん歩いた後だけに、さらに2km歩くのはキツいよなー、ということで、あまり遅くなってもいかんので19:30頃帰宅の途につくことにしました。
「国営備北丘陵公園ウインターイルミネーション2010」、 ほとんど下調べせずに行き当たりばったりに来てみたわけですが、それでも楽しかった! 今度来るときはもっと厚着をして、一眼デジカメを持って、北入口会場へもぜひ行ってみたいと思います。
このウインターイルミネーションは12月30日まで催されているそうですので、お時間のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
せっかく早めに公園を出たにもかかわらず、帰りの中国自動車道で車5台を巻き込む事故が起こった影響で通行止めとなり、新見ICで強制的に高速を降ろされてしまい、岡山市まで延々と一般道を帰るハメになって、結局帰宅したのが23:00頃になってしまうというオチがついたところで、今回の雑記はおしまいです。

「光ル森」の一番てっぺんあたりからの眺め。メイン会場が見渡せます。