April.02

02年4月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■02.04.30 Tue  百間川ふれあいフェスタ。

いよいよゴールデンウィークが始まりましたね。みなさん旅行や行楽など楽しいイベントをいろいろと企画していらっしゃることと思います。ワタクシも5月の5日には岩国基地の航空祭へ遠征です。事前情報では今年もまたブルーインパルスは飛ばないとのこと・・・。(T_T)彼等を見るのは6月の美保航空祭までお預けとなりそうです。
 さて、昨日29日の祝日。岡山市の百間川緑地で「百間川ふれあいフェスタ」なるイベントが催されましたので、きんさん、イクラさん夫妻、ZUEさん家族をお誘いして行ってまいりました。


↑イベント風景ッス。
というのが、同フェスタに陸上自衛隊の車輌が若干展示されるということだったので、おぉ、それはぜひ見ておかねば、ということだったのでございます。当日は消防署のはしご車とかJAFのシートベルト効果体験車とかも来ていて、人の賑わいも相当なものでした。メインイベントは岡山市消防航空隊のヘリコプター「ももたろう」による救助訓練の展示。う〜ん、イナカの地元密着イベントにしてはがんばっていますな。(^^) 模擬店で買った鴨方手打ラーメンや豚まんも美味しかったし。牛串はちょっと味が薄かったけど。


↑消防航空隊ヘリ「ももたろう」による救助訓練。
 で、(ワタクシにとっては)肝心の自衛隊車輌ですが、日本原の第13特科隊本部管理中隊の82式指揮通信車、三軒屋駐屯地の第349施設中隊と岡山地方連絡部の73式小型トラックが1台ずつ、同じく三軒屋の73式大型トラックが1台、そして野外炊具1号というマニアックな装備も来ておりました。
 模擬店で陸上自衛隊迷彩のブッシュハットを購入すると、レーション用の白飯と鶏野菜煮の缶詰めをおまけしてくれました。やったー、これで1食分浮いたぞゥ!(^^; その後はみんなでカラオケ大会に突入。いや〜、楽しい1日でした。


↑第349施設中隊の73式小型トラック。


↑73式大型トラック。


↑初めて見ました、野外炊具1号。


↑第13特科隊本部管理中隊の82式指揮通信車。


↑今回買ったブッシュハットとおまけの戦闘用糧食I型。

■02.04.26 Fri  ブラックホークダウンのメッセージ。

 なんだかずいぶん長い間日記の更新をさぼってしまいました。反省です。気がつけばもう4月も終わり。月日の過ぎるのは早いものですね。
 さて、先日23日火曜日。仕事帰りに久々に映画を観に行ってまいりました。作品は「ブラックホークダウン」。監督があの「グラディエーター」のリドリー・スコットということでかなり期待の持てる作品でした。まだ公開中の映画ですので詳しい内容は省きますが、観終わって映画館を出たあと、なにやら深い感慨というか腹の底に重苦しいものがたまったような感じに襲われました。この作品は1993年のソマリアで実際にあった事件をもとにしており、ソマリアの首都モガディシオで行なわれた秘密作戦に投入されたデルタ・フォースとレンジャーの兵士達が直面した悲惨な戦いが描かれています。私はこの事件をあまり知らなかったのですが、アメリカが湾岸戦争以降報道しつづけてきた「クリーンな戦争」というイメージに自分がいかに捕われていたかに気付いて、背筋がゾッとしました。鉛が身体に食い込み、爆弾で手足がバラバラになり、人の命が奪われていく事に戦争の今昔の別はないんだと改めて思いしりました。
 「戦争は悲惨なもの」こんな当たり前の事がいつの間にかマヒしてしまうような昨今の報道。「こんなに効率良く敵をやっつけた」「味方の犠牲はこんなに少なかった」そういった見目よいところにばかり目を奪われていると、いつの間にか戦争に対する感覚が鈍っていくのかもしれません。
 現在もアフガニスタンやパキスタンで米軍の活動が続けられています。今回の一連の対テロ作戦について、私が掲示板などで述べてきた意見についても少し反省しなくてはならないかもしれません。あそこに投入されているのは生身の人間で、戦争はゲームじゃない。私は軍隊も、ときには戦争も必要なものだと思っていますが、少なくとも外野の身でショーでも見るような感覚で「やれやれ!」と無責任に煽るのはやめるべきですね。
 「ブラックホークダウン」、ぜひ観てください。延々と続く銃撃戦に込められた、リドリー・スコット監督のメッセージが見えるはずです。