January.01

01年1月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■01.01.19 Fri  艶っぽいシグサって。

 いやいや、なんだか寒波の影響とかで、すごく寒い日が続いておりますな。みなさまお風邪などひいておられませんでしょうか?こんな寒い日にはあったかいラーメンなどよいですな。という事で今日のお昼ご飯は近所のラーメン屋へ行ってみましたですよ。込み合った店内の片隅で注文したラーメンとおむすび2個のセットを待っていると、ふとワタクシの斜め前に座っている人に目が行きましたよ。肩までかかったワンレン(死語?)の髪をときおりかきあげながら、ラーメンを食しておられます。終始うつむき加減で顔がよく見えないのですが、一瞥した感じ細面の美人系に見えなくもありません。女性が髪をかきあげながらラーメンを食すのは一部の人からは避難されがちなものですが、まぁこれはこれでなかなかイロっぽくてよいのではないか、とワタクシなどは考えております。耳もとから流れるように髪をかきあげていくしなやかな指の動き。次の瞬間あらわれる白いうなじ。う〜〜ん、良いですねぇ。実に良い。これでホントに美人なら言う事ないよな。
(* ̄▽ ̄*) この女性はどんな顔をしているのだろう・・・。
 次の瞬間、その女性が水の入ったグラスに手をのばし、顔が上を向きました。
おっ!(゜▽ ゜)

おっ?お、男やん!!Σ( ̄□ ̄;;;

細いなで肩だし、パッと見た感じ女にしか見えないが、そいつはまぎれもなく男!( ̄△ ̄;
あああ、まぎらわしい事しやがって!っていうか、男が髪をかきあげながらラーメンを食うなぁ!!! あぁ〜チクショウ、だまされたぁ!(T□T いや、別にこの彼が悪いわけじゃないんですけどね。なんかワタクシひとり盛り上がって、損したようで悔しいったら。チクショウ

■01.01.11 Thu  いまどきの風物詩。

 新世紀も明けてはや11日。今年こそは良い年でありますようにとの願いも虚しく、年の初めからヤな事件が多いですね。赤ちゃんが連れ去られたり、患者が筋弛緩剤を注射されたり。
 そんな中でも、もはや怒りを通り越してあきれてしまったのが成人式での若者達のご乱行。近年ではもう風物詩のようになってしまっておりますが、今年もまたいろいろとやらかしてくれました。

 高知市の成人式は新成人約二千八百人が参加して、県民体育館で開かれた。橋本大二郎高知県知事が祝辞を述べていると、二階席に座った十人ほどのグループが「大二郎、うるさい」「帰れ、帰れ」などと大声でやじを飛ばし始めた。
 このため橋本知事は祝辞を中断し「静かにしろ」と一喝。「出るようにしてください」と言い、さらに新成人がやじを飛ばしたため、「出てけ」と怒鳴りつけた。
会場はシーンと静まり、知事はあいさつを再開。「みなさんはどう思いますか。恥ずかしいと思うでしょう」と会場に問いかけると、一階席では拍手をする新成人もみられた。高知市の担当者は「途中まで式は順調だったが、非常に残念」と話していた。
 二十一世紀最初の成人の日の八日、全国各地で開かれた自治体主催の成人式で、新成人らが来賓に「帰れコール」をして騒いだり、おもちゃのピストルや日本刀を持ち込み、はては暴行事件まで引き起こしたりと、大人の門出を祝うどころか、ドタバタの乱行が相次ぐ事態となった。新成人に私語が多く、来賓の話を聞かないなど、問題が指摘されてきている成人式。一方では、「成人式は必要か」「騒ぐ若者を排除するだけでは意味がない」など、あらためて「成人式改革」を提言する声も出ている。

 橋本知事は「知事に就任して最初の成人式(一九九二年)でも、会場全体がうるさかったため『静かにしませんか』としかったことがあり、今年の式典が特に悪質だったということではない」と指摘する一方で、「ただ、僕はそもそも、時代が変わる中、行政が集めて行うような成人式が必要なのか、と疑問に思っている」と話している。

◆高 松
 高松市で八日行われた成人式で、最前列に座った新成人男性の十数人のグループが、会場に一升瓶を持ち込んで飲酒したり、増田昌三市長が祝辞を述べている最中にクラッカーを数発鳴らすなどして、市職員から注意を受けた。このグループの大半は、式途中で退席したという。
 また、会場外のロビーでは、途中退席した新成人らが、「会場内で写真を撮った」と報道関係の男性に因縁を付けて殴り、首などに三日間のけがを負わせた。香川県警高松北署は傷害の疑いで調べている。

◆観音寺
同じ香川県内では観音寺市でも同日、成人代表が誓いの言葉を述べている際に、後方の男がおもちゃのピストルを壇上に向けて数発発射。周囲の新成人らが制止した。

また同県善通寺市では六日行われた成人式で、宮下裕市長が、式典前に会場内で酒を飲んで騒いでいる新成人にあきれ、「祝辞を述べる気持ちになれない」と式の開始前に退席するというハプニングがあった。

◆小 松
 一方、石川県小松市では七日、成人式の会場で新成人の男がおもちゃの日本刀(刃渡り約一・二メートル)を最前列で振り回す騒動があった。男は開会直後に友人らと入場し、最前列に向かう途中の通路で、羽織はかまの下に隠し持っていたおもちゃの刃を得意げに振り上げた。男はその後も西村徹市長の式辞や二十歳の誓いのたびに席を立ち、刀を振り回して壇上へ駆け上がろうとする動作を繰り返し、会場の案内にあたっていた市職員らに押さえられた。

◆関 東
 関東各地で行われた成人式では、大きなハプニングはなかったものの、式典会場では私語を続ける若者たちの姿が目立ち、中には会場の外で酒を飲みながらたむろする“反式典派”も見られた。

埼玉県大宮市の式典会場の大宮ソニックシティでは、会場の外でビールの大瓶をラッパ飲みしながら、たむろする一団もあった。

川崎市でも、成人式は懐かしい友達と再会する“同窓会”に。式典に興味がない若者たちは、会場外の廊下などで話し込んでいた。

                   | 東京新聞ホームページ |

いやいやまったく、こうまでなるともはや彼等は若者ではなくバカ者ですな。で、とうとう高松市のケースでは騒いだ連中が告訴されちゃって。成人して初めての社会との関わりが告訴じゃ、シャレにもなりませんなぁ。でも、告訴されたなかの一人はこんなことを言ってますな。

庭師(男)
 主役は自分たち。式典は堅苦しいし、もっと変えていかなければいけない。市長に自分たちの考えを聞いて欲しかった。クラッカーはお祝いとして鳴らした。二十歳になったのだから、お酒を飲んでも、たばこを吸うのも自由。携帯電話の電源は切っていたし、ちゃんとルールは守った。

そう、20才になればお酒も煙草も確かに自由でしょう。しかしそれは時と場所をわきまえての事。自分で責任を取れる行動をすること、それが成人の意味ではないでしょうか。このバカ者の言ってる事は自由の意味をはき違えた単なる自分勝手に過ぎません。「ちゃんとルールは守った」などとどの口で言うのでしょうか。ましてや市長に聞いてほしいとか言う「自分たちの考え」などホントに持ち合わせているのやら怪しいもんです。
 かわいそうなのは、マジメに式典に参加していた多くの新成人たち。一生に一度の晴れ舞台をこのような形でぶち壊されてしまったのではたまったもんじゃないでしょう。
 思考が幼児並みのまま20才を迎えてしまった一部のお子ちゃまな成人たち。社会は甘くはありません。これからは少年法も保護者も護ってはくれません。自分の責任で自覚のある行動をとる事。成人して社会の一員となったあなたたちの責務です。・・・・などと言ってもどうせ理解もできないんだろうなぁ、バカ者には。( ̄▽ ̄;

■01.01.04 Thu  戦慄の過去を思う。
 なんの前フリもありませんが、昨日映画を観てきたのですよ。作品はケビン・コスナー主演の「13デイズ」。テーマは1962年に起こったキューバ危機。年輩の方ならば覚えておられるかもしれませんが、世界を破滅の崖っぷちに追い込んだあの事件です。もっとも、ワタクシにしてみれば誕生する9年も前のことなので、あまり実感の湧くことではありませんが。映画は時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディとその弟のロバート・ケネディ司法長官、二人の友人のケネス・オドネル大統領特別補佐官の友情を軸に、アメリカがいかにこの危機を乗り切ったかが描かれておりました。登場人物が実在した人ばかりということで、俳優の方もそれなりに似た人を選んでいたようです。マクナマラ国防長官役のディーン・ベイカー、そっくり(横顔特に)。ラスク国務長官役のヘンリー・ストロツィエー、ハゲ具合までバッチリ。(^^; バンディ補佐官役のフランク・ウッド、本人かと思うほどうりふたつ。ただ、ケネディ大統領はあの独特の風貌を担える役者がいなかったのか、ブルース・グリーンウッドという俳優は雰囲気こそ掴んでいたものの、いまいちケネディ大統領とはほど遠い感じでした。ま、映画の詳しい内容は、まだ上映中の作品でもあるということでここでは割愛させていただきます。
 さて、映画の余韻にひたりつつ、家へ帰ってビデオラックから1本のテープを取り出したワタクシ。数年前にNHKスペシャルを録画したもので、タイトルは「十月の悪夢〜1962年キューバ危機・戦慄の記録〜」なる番組。それぞれ75分の前後編で、当時の資料やフィルムを交えつつ、克明にこの事件を追ったものでした。
 米ソ冷戦の最中、突如アメリカの目と鼻の先に誕生したキューバ社会主義政権と、そこに配備されたソ連の核ミサイル。それを撤去させるためにキューバへの武力侵攻を企てるアメリカと、それに対して核ミサイルで応戦しようとするソ連。当時の想定では、キューバで戦闘が勃発すれば、ソ連はその報復としてワルシャワ条約機構軍で西ドイツを攻撃し、西側はその報復として東ドイツへ核を打ち込み、ソ連はそのまた報復として西ヨーロッパへ核ミサイルを発射し、最終的にはアメリカ本土とソ連との間でICBMの撃ち合いになったであろうと言われています。最近公表された文書では、このとき全面核戦争という事態になれば、米軍は日本に核ミサイルを持ち込んでソ連を攻撃する準備ができていたそうです。その結果失われる人命は、アメリカが全国民の70%、ソ連が40%。その他のヨーロッパ諸国やアジア諸国での被害もそれに準じたものになったでしょう。 それはすなわち人類社会の滅亡を意味していたのでした。
 もしこのときどこかで緊張の糸が切れていたら。もし誰か一人でも早計な判断ミスを犯していたら。もし米ソの間でただの1発でも銃撃が交わされていたら。もしかしたら私たちはこの世に生まれることすらなかったのかもしれません。これが映画や小説ではなく、現実に起こった事件である、という事実に、私は戦慄を覚えずにはいられないのです。
 キューバ危機は結果的に米ソ両国の首脳の判断といくつかの偶然によって回避されましたが、冷戦が終わった今なお、我々が核によって滅びる可能性が0%ではないことを示しているように思います。21世紀に生きる我々が今後核兵器廃絶のために何をなすべきか、この事件は強いメッセージを残しているのではないでしょうか。それを21世紀の幕開けに今一度知らしめた「13デイズ」という作品の意義は大きかったと思います。
 最後に、前述のNHKスペシャルのインタビューに応えたロバート・マクナマラ元国防長官の言葉です。
“人間は誤ちを犯すものだ。日常生活はもとより戦争でも私たちは数多くの誤ちを犯してきた。
戦争での誤ちは死につながる。何千という命を失うことになる。だが核戦争で誤ちを犯せば、それは人類の滅亡につながる。この事は恐るべき事実を示している。つまり誤ちを犯す人間と核兵器がこの地球上に共存する限り、私たちは核戦争の恐怖から永遠に逃れることはできないのだ。国家を滅亡させ文明を破壊する危機が今なお起こり得るのだ。
それを避ける方法はただ一つ、核のない世界に戻ることだ。
これこそキューバ危機の教訓なのだ。”

■01.01.03 Wed  新年早々・・・
 新世紀も明けて3日目。毎日食っちゃ寝、食っちゃ寝の生活ですっかり自堕落なワタクシ。皆様はこのお正月をいかがお過ごしでしょうか。
 さて、去年も書きましたが、新年の楽しみのひとつに年賀状、があります。遠方の友人から届くハガキに、ワクワクしながら目を通すこのひととき。いや〜、いいですなぁ。が。毎日のほほんと過ごしているワタクシを戦慄させるある事件が起こってしまったのでございますよ。
 今日3日の朝届いた年賀状を眺めていると、中に友人のきんさんからのハガキがありましたよ。なにげに見ていると、きんさんが自分の住所のところにこのような注意書きを書いておりました。
(転居しました)
ああ、そうそう、きんさんは昨年引っ越しをしたんですよ。以前よりもずいぶん上等なコーポに。そんなことがあったよね〜、と思いつつ他のハガキに目を移そうとした瞬間、ワタクシの脳裏をかすめたとある疑念。
(あれ?そういや、きんさんへの年賀状って、新しい住所の方へ送っただろうか?)
あわててMacを起動して、“宛名職人ver.5”を立ち上げるワタクシ。え〜と、きんさんの住所は・・・・。
あっ!!直ってない!!Σ( ̄□ ̄;;;; そこには旧住所のままのきんさんのカードが。これが直ってないということは、つまり送った年賀状も旧住所へ送られてしまったということです。
ガーン!Σ(T□T;;;;
しまった〜、ちゃんと宛名は確認したつもりだったのになぁ〜〜〜。
しかも俺、きんさんの引っ越し手伝ってるし!(T□T;;;;
こういうことはその都度、きちんとデータを修正していかなくてはなりませんねぇ。問題は旧住所に送ってしまった年賀状が、果たしてちゃんと新住所の方へ届いているのだろうか、ということ。きんさんは律儀な郵便局員なので、きちんと転送届けは出してあるでしょうが・・・・。ああ、新年早々大チョンボだった事でございますよ。(T□T;;;;; この場を借りて、
きんさん、ゴメン!ゴメン!ゴメン!m(_ _;;;)m

■01.01.01 新年、そして新世紀

 皆様、あけましておめでとうございます。本年も当「ギャラリーらいとういんぐ」をよろしくお願い申し上げます。
 しかし、とうとう21世紀ですね。世紀の境目、千年紀の境目に自分が生きている事を思うと、限りない昂揚を覚え・・・・・ているわけでもなく、気がつけばあら、21世紀?てな感じでしたよ、ワタクシにとっては。光陰矢のごとし、とはよく言ったもので、月日の過ぎるのは本当に早いものです。コンピューター2000年問題、などと騒いでいたのがもう1年も前のことだとは、まったくもって驚きです。
 昨年は瀬戸際まで刺し殺しただの撃ち殺しただのと物騒な事件が続きましたね。外国でも大きな爆弾テロがあったり。しかし、今日からは新世紀。もう世紀末ではありません。今年こそ、今世紀こそ、みんなが安心して暮らせる住みよい社会になっていってほしいものです。
 個人的には、今年、とうとう30歳になってしまいます。(T_T 世間的に言えばもう立派に家庭を築いていておかしくない年齢ですが、今のところその気配もなし。最近周りの友人関係が片付きはじめたので、ちょっとばかり焦りを感じていなくもありません。ま、こればかりは相手がいないとどうしようもないことだしなぁ。「おじゃる丸」の主題歌ではありませんが“まったりまったり、急がず焦らず”いくしかありませんね。

 21世紀。どんな時代になるのでしょうか。人類は遂に宇宙への開拓を始めるのでしょうか。太陽系を越え、銀河へ飛び出す世紀になるのでしょうか。ライト兄弟が初めて空を飛んでからまだ100年も経っていない事を考えると、それも不可能ではないかもしれません。地上からは戦争が無くなるでしょうか。あらゆる民族が、宗教が、国家が和解を図ることができるでしょうか。インターネットを通じて世界中の人々が個人個人で繋がり始めた20世紀末のことを思えば、それも絵空事ではないかもしれません。世界からあらゆる病気や疾患が根絶され、誰もが健康に長生きできるようになるでしょうか。ヒトゲノムを解析し、遺伝子治療が発達を遂げ始めた現在、それも夢想ではなくなるのかもしれません。そんな21世紀の壮大な可能性のかたすみで、「ギャラリーらいとういんぐ」は細く長く、がんばってやっていきたいと思っております。
なにはともあれ、この2001年が皆様にとってよい1年でありますように。