September.00

00年9月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■00.9.30 Sat  おかげさまで。
 当「ギャラリーらいとういんぐ」も昨日、9月29日をもちまして、開設1周年を迎えることができました。これも当サイトにお越しいただいている皆様のおかげと、深く感謝いたしております。
 しかし、なんというかあっという間の1年でございました。ホームページをたちあげた当初は、ホントに見に来てくれる人がいるのか不安な気持ちでしたが、1年経ってみれば6700あまりのアクセスをいただき、大変喜ばしく思っております。さすがに一日数百ヒットを数えるような人気サイトのようにはいきませんが、それでも毎日誰かしら訪れてくれる人がいるというのはホントに嬉しいものです。
 ホームページをやってみて何より嬉しいのは、顔も知らない方達とWeb友達になれる、ということでしょうか。もちろん、昔からの友人達も訪れてくれてますし、その中の何人かとはリンクもさせていただいてますが、ホントにこんな事でもなければ知りあわなかったであろう人達とコミュニケーションがとれるというのは、とても不思議で、そしてすばらしいことだなぁ、と思っております。
 当「ギャラリーらいとういんぐ」は、ワタクシの描いたつたないイラスト作品を紹介するページです。とはいえ、ホームページを始める前は、パソコンをもっていながらもあまり熱心にCGを描くこともなかったワタクシが、“ホームページのために”そこそこ作品を描き続けるようになったことも、ワタクシにとっては大きな変化だったと思います。
 なにはともあれ1年です。最近更新作業が遅れがちですが、なにとぞ辛抱強く(^^;、これからも当「ギャラリーらいとういんぐ」へのご訪問をよろしくお願いいたします。

■00.9.12 Tue  映画って、ホントにいいもんですネ。
 ここ数日、久々にまとまった雨がふりました。水不足のおり、全国的にも恵みの雨となった事でしょう・・・と言いたいところですが、なにやら東海地方は大変な事になっているようでありますな・・・。
 さて、唐突ですがワタクシは映画が好きです(特に洋画)。大学時代に映画研究部に所属していたという事もありますが、社会人になって多少お金に自由がきくようになると、よく映画館へ足を運ぶようになりました。最近は出無精になってしまってあまり行けていないのですが、見のがした作品は半年後にビデオが出るのを待ってからチェックするようにしています。(でもやっぱり映画館のほうが臨場感と言うか、雰囲気があって好きですが)
 今夏観た作品の中では、なんと言っても「グラディエーター」がダントツにおもしろかったです。同じ日に観た「ミッション・インポッシブル2」がかすんでしまったくらい。映画は見る人によって好き嫌いがあると思いますのであれがよかった、これは悪かった、とは言えませんが、ワタクシ的にはこういったスケールの大きな作品が大好きです。今は「U-571」に期待大です。
 さて、岡山にも映画館がいくつかあり、大通りの交差点には現在上映している映画やこれから上映する映画の看板が立っております。最近の看板屋さんの動向がどうなのかはよく知らないのですが、岡山の場合は昔ながらの方法で職人さんが手描きをしておられます。一度テレビで放映されているのを見た事があるのですが、写真などをプロッターでキャンバスに拡大投影して、それをトレスしていく、というやり方だったと思います。まあ、人間のやる事ですから、たま〜に間違いも起こったりしますよね。今上映している「リプリー」の看板、女優の名前が「グウィネス・パルロウ」になったりしちゃってますが、正解は「グウィネス・パルロウ」ですね。この間は「フリントストーン2」のタイトルが「フリンストーン2」になってたし。おそらく横向きにロゴ化されたタイトルを縦長の看板に合わせてむりやり縦組にしちゃったときに、一文字見落としてしまったのでしょう。ワタクシは仕事柄、この手の校正ミスはよく見つけてしまうほうですが、しかしこういうのって描いてる途中で気がつかないのかなぁ。いや、実は気がついてるんだけども、直すのが面倒なのでそのままいっちゃってるとか・・・・・。( ̄▽ ̄;

■00.9.10 Sun  弁解するわけじゃありませんが
 やっと、夜とかは涼しい季節になってきましたね。明け方はすこし寒いくらい。ん〜、気持ちいい。
さて、ここ数日のニュースでとりあげられていたものに、海上自衛隊三佐による機密漏洩事件というのがありました。国内では珍しいスパイ摘発事件。相手はロシアの駐在武官の肩書きをもったGRU(ロシア軍参謀本部情報総局)のエージェント。公安に捕まりそうになると外交特権を使って早々に国外脱出というまさにトム・クランシーの小説ばりのシチュエーション。これが冷戦時代なら連日トップニュースとして取り上げられるところでしょうが、やはり時代が変わったというか、日本人の危機意識が欠けているというか、あんまり盛り上がらないまま既に今日の新聞では記事がちょこっと載っているだけでした。
 自衛官のこういう不祥事はまことに残念でなりません。少し前の陸上自衛隊一佐による猟銃発砲事件のときもそうでしたが、なぜ自らの組織をイメージダウンさせてしまうような事件をおこすのか、全く理解に苦しむところです。我々は多かれ少なかれ、組織の不祥事をその組織全体の責任としてとらえがちです。警察にしても、ごく一部の警察官の不祥事で「警察は信用できない」と考えたり、雪印の事件にしてもトップの不手際のせいでマジメに頑張っている多くの社員が白い目で見られたり。今回のスパイ事件でも、やはり自衛隊をそういう目で見る人が多くいることでしょう。特にこの間東京でおこなわれた「ビッグレスキュー2000」に対して『自衛隊の首都制圧訓練を中止せよ』などというトンチンカンなプラカードを掲げてデモ行進したような左翼な人々には、「やはり自衛隊は悪だ」と主張させる格好の材料になってしまったかもしれません。しかし、そうではない、と言うことを理解して下さい。例えばあなたがマジメに学校生活を送っている高校生だとして、クラスの一部の不良が事件を起こしたとき、「やはりあの学校の生徒は・・・」という見られ方をしたら、どう思うでしょうか。それと一緒です。ホントはその組織全体が悪いんじゃなく、その事件なり不祥事なりに関わった一部の人が悪いんだよ、ということを我々は理解しなくてはなりません。しかしなかなかそういうモノの見方は出来ないものですね。
 弁解がましくなりましたが、自衛隊を好意的に見る者として、皆さんにわかっていただきたいのです。今回の事件は自衛隊という組織が悪いのではなく、海自三佐・萩崎容疑者が悪いのだということを。